ブリーチによる染毛のしくみとは?? [キレイに関すること]

髪の毛の色をどのように変えようか考えている人へ、今日はブリーチによる染毛の仕組みをご説明しようと思います。

ヘアカラーリングには複数の種類がありますが、そこで大別するとすると、大きく「染料」か「脱色」かで分けることができます。

その中の「脱色」にあたるのが「ブリーチ」です。


脱色剤として、既に長い歴史を持っているブリーチですが、そのしくみは基本的にヘアカラーとあまり大きくは異なりません。

まずアルカリ剤で、キューティクルを開くというやりかたが同じですし、その後に成分をそこから浸透させるというところも同じです。

その違いは、浸透させる成分が「過酸化水素」というところです。

この過酸化水素は、アルカリ剤によって分解されると、メラニン色素を脱色する働きを持つ成分になります。

だから、ブリーチを使用することで、毛髪内にあるメラニン色素が脱色され、髪の毛の色は変わり、結果として染毛ということになるのです。

つまり、脱色と染毛は、異なる現象ではありますが、違うメカニズムで行われるわけではありません。そして髪の毛の色が変わるという結果についても同じです。

だから、そういう意味では、大別されるものの、それほど両者の間に違いはないということがお分かりいただけたでしょうか。

ただ、一つ重要なことがあります。
脱色の場合は自然と髪の毛の色が制限されるということです。

脱色する場合、メラニン色素が明るくなるので、可能なのはハイトーンのみということになります。そして、色合いも茶系に限定されます。

もちろん、脱色の具合によって明るさは変わってくるので、ある程度の色合いのコントロールは可能です。

髪の毛の質によって、脱色されやすい髪とされにくい髪とあるようです。

強く太い毛は脱色されにくいですし、反対に細くてやわらかい毛は脱色されやすいといわれています。

ブリーチは主に女性が使用するという印象が強いものでしたが、現代では男女関係なく使用されています。

髪の色を明るくしたいという場合には、ブリーチが使われることが多いようです。

なお、黒髪用のヘアカラーと白髪染めでは、ブリーチ力と染毛力のバランスで違いがあるようです。

白髪染めでもトリートメントのように使えるものも発売されています。

髪にやさしいトリートメントが多いので、根元までしっかり染めることができます。




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